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湘南のお店のアルバイト募集、動画を使うと何が変わる?

開店前の海沿いの飲食店で、カウンターに置いたスマートフォンが準備をするスタッフを撮影している様子

求人サイトに募集を出して、店の入口にも「アルバイト募集」の貼り紙をした。それなのに、2週間たっても応募の電話が鳴らない。やっと来た応募者も、面接の日に現れなかったり、入って数週間で辞めてしまったり。仕込みと接客で手一杯の中、採用のことまで考えるのは本当に大変ではないでしょうか。

アルバイト募集に動画を使うと変わるのは、応募する人の「不安」です。時給やシフトの条件は求人票の文字で伝わります。でも、どんな人と、どんな空気の中で働くのかは、文字ではなかなか伝わりません。開店前の厨房や、レジ横で交わす何気ない会話を30秒見るだけで、応募する側は「ここで働く自分」を想像しやすくなります。

この記事では、アルバイト探しをしている人が何を見てお店を決めているのかを調査の数字で確かめたうえで、求人動画で撮りたい場面と、載せる場所、撮るときの注意を、平塚・大磯でお店の動画を撮っている私の目線でお話しします。

「応募が来ない」のは
お店だけのせいではありません

まず、いまの採用がどれくらい難しいのかを数字で見ておきます。厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」によると、2026年8月のハローワークでの有効求人倍率(パートタイムを含む常用、原数値)は、仕事全体では1.06倍でした。それに対して、飲食物調理の仕事は2.21倍、接客・給仕の仕事は2.31倍、商品販売の仕事は1.72倍です。

有効求人倍率は、仕事を探している1人に対して求人がいくつあるかを表す数字です。接客・給仕で2.31倍ということは、1人の応募者を2つ以上のお店が取り合っている計算になります。飲食店や小売店の採用が苦しいのは、店主の努力が足りないからではなく、そもそも取り合いになっている仕事だからです。

採用する側の実感も同じです。株式会社マイナビの「アルバイト採用活動に関する企業調査 2025年」(2025年12月調査、アルバイト採用担当者1,500人)では、アルバイトの人手が足りないと感じている人が57.5%と、半分を超えていました。

取り合いになっている以上、時給を上げるのも一つの手です。ただ、個人のお店にとって時給を何十円も上げ続けるのは簡単ではありません。そこで考えたいのが、同じ条件でも「このお店がいい」と思ってもらう材料を増やすことです。

応募する人は
求人票の「外側」を知りたがっています

株式会社マイナビの「アルバイト就業者調査(2026年)」(2026年2〜3月調査、全国のアルバイト就業者9,000人)では、いまのアルバイト先に決めた理由も聞いています。いちばん多かったのは「応募後にすぐに企業から連絡がきた」で39.9%。続いて「すぐに合否通知の連絡がきた」が30.1%でした。

その下を見ていくと、「採用担当者が話しやすい雰囲気だった」が23.2%、「仕事内容の詳細が知れて働くイメージが沸いた」が13.5%、「どんな人が働いているか知れて安心できた」が11.5%と続きます。どれも、求人票の時給やシフトの欄には書けない情報です。

同じ調査では、すぐに辞めてしまった経験がある人に理由を聞いています。上位には「職場の雰囲気が良くなかった/自分に合わなかった」「上司/同僚など職場の人間関係が合わなかった」が挙がっていました。入ってみて「思っていたのと違う」と感じることが、早く辞める大きなきっかけになっているわけです。

応募の前に職場の空気が分かれば、合わない人は最初から応募しませんし、合いそうな人は安心して応募できます。動画がいちばん役に立つのは、この「入る前と入った後のずれ」を小さくするところだと私は考えています。

スマートフォンで職場の雰囲気が分かる動画を見て、お店に応募しようとする人を表したイラスト

実際に私も多くの飲食店経営者の方からお話を聞いていますが、お仕事を初めてみると「こんなことまでするとは思わなかった」「こんな仕事もあるのか」といったギャップが生じて離職に繋がることが多いようです。

求人動画で撮りたいのは
この三つの場面です

求人動画といっても、お店の紹介動画のようにきれいに作り込む必要はありません。応募する人が見たいのは、自分がそこに立ったときの景色です。迷ったら、次の三つから撮ってみてください。

開店前の準備と、一日の流れ

シャッターを開けて、テーブルを拭いて、黒板にその日のおすすめを書く。仕込みの鍋から湯気が上がる。最初の日に何をするのかが分かるだけで、未経験の人の不安はぐっと小さくなります。「ランチのピークはこれくらい忙しい」という場面も、隠さずに少し入れておくと、入ってからの「こんなはずじゃなかった」を防げます。

一緒に働く人の手元と声

どんな人が働いているかは、顔を大きく映さなくても伝わります。カウンター越しの「お願いします」「はーい」というやりとり、片付けをしながらの短い会話、手元の動き。年齢や雰囲気が何となく分かれば十分です。店主ご自身が「最初はこれだけ覚えてもらえれば大丈夫です」と一言話す場面があると、応募する側はぐっと話しかけやすくなります。

休憩や帰り道のような、求人票に書けないこと

まかないが出るお店なら、まかないの一皿。休憩をとる場所。湘南の海沿いのお店なら、仕事帰りに見える夕方の海。こうした小さなことは、条件の欄には書きにくいものの、「ここで働いてみたい」と思うきっかけになります。

海沿いのパン屋で棚にパンを並べるスタッフの後ろ姿と、目立たない場所に置かれたスマートフォン

撮るときに私が大切にしているのは、働いている人が自然体でいられることです。私たちの撮影チームでは、いつも目立たない場所にカメラを置き、カメラを意識させない自然体の姿を撮るようにしています。求人動画で見せたいのはいつもの職場なので、スタッフに演技をしてもらう必要はありません。スマホで撮る場合も、棚の上などに立てかけて回しっぱなしにしておくほうが、いい表情が残りやすくなります。

とくにおすすめな撮り方としてはキッチンの隅やカウンターにアクションカメラを置いて回しておくこと。アクションカメラは物理的に小さい分目立ちにくく、気にならないため
いつもの自然な調理風景が撮れます。

撮る前に確かめたいことと
動画を載せる場所

求人動画は、お店の外の人に職場を見せるものです。撮影を始める前に、次の四つだけは確かめておいてください。

  1. 映るスタッフに、どこに載せるのか、いつまで載せるのかを伝えて了解をもらう
  2. お客様の顔や、伝票・予約表など個人の情報が映り込んでいないかを確かめる
  3. 動画の中で話す時給やシフトの条件が、求人票の内容と食い違っていないかを確かめる
  4. 募集が終わったら、動画を消すか「募集は終了しました」と分かるようにする

三つめと四つめは、2022年10月に施行された改正職業安定法で、求人の情報を正確で新しい状態に保つことが求められるようになったこととも関係します。動画で「時給は〇〇円から」と話したあとに条件を変えたら、動画も合わせて見直してください。

載せる場所は、まずお店のInstagramが手軽です。リールで流すだけでなく、プロフィールのハイライトに「スタッフ募集」としてまとめておくと、あとから見に来た人にも届きます。求人サイトによっては動画を載せられる枠があるので、使っているサイトで確認してみてください。店頭の貼り紙に動画へつながるQRコードを添えるのも、通りがかった人に見てもらう方法です。

一つだけ忘れないでほしいのは、先ほどの調査で決め手のいちばん上にあったのが「応募後にすぐに企業から連絡がきた」だったことです。動画で応募したい気持ちが高まっても、返事が何日も来なければ、その人は別のお店に決めてしまいます。動画を載せるときは、応募が来たらその日のうちに返事をする段取りもあわせて決めておくと安心です。

積極的に動画を活用しておくことで面接時に「いつもSNSを見ています」という会話からスタートすることが結構多いです。

ほかの飲食店の店主向けの記事は、飲食店・カフェの記事一覧にまとめています。

よくある質問

Q. 求人動画は、スマホで撮ったものでも大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。求人動画で見たいのは映像のきれいさより、どんな人とどんな空気の中で働くかです。スマホを棚などに置いて、開店前の準備をそのまま撮るところから始めてみてください。

Q. スタッフが動画に出るのを嫌がったら、どうすればいいですか?

A. 無理に出てもらう必要はありません。手元や後ろ姿だけでも職場の空気は伝わります。撮る前に、どこに載せるのか、いつまで載せるのかを伝えて、了解をもらってから撮影してください。

Q. 動画を載せれば、時給を上げなくても応募は増えますか?

A. 動画だけで時給や通いやすさの差を埋められるとは限りません。ただ、条件が近いお店同士なら、働く様子が想像できるお店のほうが応募するときの不安は小さくなります。条件を整えたうえで、最後のひと押しとして使うのがおすすめです。

まとめ

アルバイト募集に動画を使うと変わるのは、応募する人が感じている「どんな職場なんだろう」という不安です。飲食や接客の仕事は人の取り合いになっていて、応募する人は時給やシフトに加えて、どんな人と、どんな空気の中で働くのかを知りたがっています。それを伝えられるのが動画です。

次の一歩として、明日の開店前の準備を、スマホを棚に置いて10分だけ撮ってみてください。その中から30秒を選んで、Instagramのハイライトに「スタッフ募集」として置いておくだけでも、求人票だけのときとは伝わるものが変わります。

自分たちで撮るのが難しいとき、プロに頼むとどう進むのかは相談までの流れを描いた漫画で見られます。求人動画を作るかどうか決まっていなくても、話を聞くところから始めます。

この記事を書いた人:伏見 剛彦(合同会社Mireyes 代表)
呉服・不動産・アパレル・製造・教育と多業界を経験したのち、フリーランスを経て2026年に法人化しました。 企業案件TikTokの運用で初月100万再生、3ヶ月連続300万再生超などの実績がある映像・SNSの制作者です。 平塚・大磯・湘南エリアのお店や事業者のPR・採用動画とSNS運用を手がけています。

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湘南の飲食店のインスタリール、何を撮れば来店につながる?

海の見える飲食店のカウンターで土鍋のふたを開け湯気が立つ様子と、横でスマートフォンが撮影している場面

新しいメニューができたら写真を撮って、インスタに載せる。営業日のお知らせも欠かさない。それなのに、いいねはいつもの顔ぶれだけで、「インスタを見て来ました」というお客様にはなかなか会えない。そんなもどかしさを感じている店主の方も多いのではないでしょうか。

リールで撮るべきなのは、写真では止まってしまうものです。ふたを開けた瞬間の湯気、鉄板の上で脂がはぜる音、朝の仕込みで包丁がまな板を叩くリズム。そして、お客様が「この席に座ったら、こう見えるんだ」と想像できる景色。この二つがそろうと、見た人の頭の中で、お店に行く予定が少しずつ形になっていきます。

この記事では、飲食店のInstagramリールで何を撮ればよいか、どう撮れば最後まで見てもらえるか、そして見た人に足を運んでもらうための仕上げ方を、平塚・大磯でお店の動画を撮っている私の目線でお話しします。

「今日は何を載せよう」で
手が止まるのは、あなただけではありません

飲食店向けの情報サイト「飲食店ドットコム」が2024年5月に会員の飲食店393人に聞いた調査では、力を入れて運用しているSNSとしてInstagramを挙げたお店が79.1%ありました。Instagramで集客や認知の広がりに効果を感じているお店は48.3%です。

同じ調査で、SNSを運用していて難しいと感じることのいちばん上に来たのは「投稿の内容やネタを考えること」で、42.5%でした。投稿している中身は、営業日や営業時間のお知らせが79.6%、新メニューのお知らせが72.9%と続きます。

つまり、多くのお店がインスタを頑張っていて、半分ほどは手ごたえを感じている。その一方で、4割以上のお店が「何を載せるか」で悩んでいる、ということです。

営業日や新メニューのお知らせは、常連さんにとって大切な情報です。ただ、まだお店を知らない人にとっては「知らないお店の、知らないメニューのお知らせ」になってしまいます。リールでは、お知らせとは別に、知らない人でも思わず手を止めてしまう場面を撮るほうが、新しいお客様との出会いにつながりやすいと私は考えています。

リールで撮りたいのは
「写真だと止まってしまう」瞬間です

写真でも料理のおいしそうな見た目は伝わります。動画にしかできないのは、時間の流れと音です。ネタに迷ったら、次の四つから選んでみてください。

ふたを開ける、湯気が立つ

土鍋のふたを持ち上げた瞬間や、どんぶりに熱いつゆを注いだ瞬間。湯気は一瞬で消えてしまうので、写真ではうまく残せません。数秒の動画なら、できたての温度まで伝わります。湯気は後ろから光が当たると白く浮かび上がるので、窓を背にして撮るのがおすすめです。

 それだけではなく、光の入り方や撮影時の角度、あらゆる側面から綺麗に見える画を意識することが飲食店の発信におけるシズル感に繋がります。

焼ける音、揚がる音

鉄板の上で脂がはぜる音、揚げ油の中で衣がしゅわっと鳴る音。こうした音は、それだけでお腹がすく人もいるほどです。音楽で上書きせず、調理の音をそのまま残すか、音楽を小さめにして重ねてみてください。

開店前の仕込み

朝いちばんに出汁を引く鍋、黙々と野菜を刻む手元、黒板にその日のメニューを書く手。お客様が普段は見ることのない時間には、「ここまで手をかけているんだ」と伝わる力があります。値上げをしたばかりのお店ほど、この場面を見てもらう意味は大きいと思います。

席から見える景色

見落とされがちなのが、お客様の目線で撮った映像です。入口の引き戸を開けて、カウンターに座り、目の前で料理が置かれるまでを一本で撮る。海沿いのお店なら、窓の外の夕方の光を少しだけ入れる。見た人が「自分が座ったらこう見える」と想像できると、行ってみたい気持ちがぐっと具体的になります。

湘南の海を望むカウンター席から見た、湯気の立つ料理と夕方の海

どれも、特別な機材がなくてもスマホで撮れる場面です。ほかの飲食店向けの話は飲食店向けの記事一覧にもまとめています。

最後まで見てもらうために
気をつけたいこと

リールは、フォロワー以外の人の画面にも流れるのが強みです。誰の画面にどのリールを出すかについて、Instagramは2023年5月に公式ブログ「Instagram Ranking Explained」で考え方を説明しています。

それによると、リールのおすすめで重く見られるのは、見る人がこれまでにどんなリールに「いいね」や保存、シェアをしてきたか。そして、使われている音や映像の中身、そのリールがどれくらい反応を集めているか、といった点です。あわせて、他のアプリの透かしロゴが入ったリール、周りに枠がついたリール、音が消されたリールは、表示されにくくする対象として挙げられています。

お店に置きかえると、気をつけたいことは三つです。ほかの動画アプリで作った動画を、ロゴが入ったまま載せ直さないこと。縦長の画面いっぱいに撮って、黒い枠を残さないこと。そして、調理の音を消してしまわないこと。どれも、撮り方と書き出し方を少し変えるだけで避けられます。

もう一つ、撮影で私が大事にしているのは、伝えたいことをできるだけ自然体で伝えることです。私たちの撮影チームでは、目立たない場所にカメラを置いて、カメラを意識させない自然な姿を撮るようにしています。店主やスタッフがカメラに向かって構えてしまうと、いつもの手つきや表情が消えてしまうからです。出来るだけ自然体で撮る方が視聴者にも伝わりやすく、訴求がしやすくなります。

「行ってみたい」を
「行く」に変える仕上げ方

リールを見て「おいしそう」と思った人が、実際にお店まで来るには、もうひと押しが必要です。見終わった瞬間に「どこにあって、いつ開いているのか」が分からないと、その気持ちは次の動画に流れていってしまいます。

スマートフォンのリール動画から地図のピンをたどって海辺の飲食店へ向かうイメージ図

投稿する前に、次の四つだけ確かめてみてください。

  1. キャプションの1行目に、店名と最寄り駅(「平塚駅から徒歩5分」など)を書いたか
  2. 投稿に位置情報(お店の場所)を付けたか
  3. そのメニューがいつ食べられるか(ランチだけ、週末限定など)を書いたか
  4. プロフィールに営業時間と予約の方法を載せているか

湘南のお店は、週末に海へ遊びに来た人と、近所の常連さんの両方がお客様です。遠くから来る人ほど、駅からの道のりや駐車場の有無を気にします。動画の最後の数秒で、店の外観や入口ののれんを映しておくと、初めての人でも迷わずに来やすくなります。

どの場面が反応されるかを試したいときは、Instagramが2024年12月に公式に発表した「トライアルリール」という機能も役立ちます。フォロワー以外の人にだけリールを見せて、約24時間後に再生数や「いいね」、シェアの数を確かめられる仕組みです。いつものフォロワーさんの画面を埋めずに、湯気と仕込み、どちらの場面が知らない人に響くのかを比べられます。

 当社では、飲食店に対してもサポートを行っていますが。やはりSNSにおける動画での発信は客数だけでなく、常連のお客様にも新たな発見をもたらします。

よくある質問

Q. 飲食店のリールは、何秒くらいがいいですか?

A. 決まった正解はありませんが、まずは15〜30秒ほどで、湯気や焼ける音など一つの場面に絞ると最後まで見てもらいやすくなります。慣れてきたら、仕込みから盛り付けまでを少し長めにまとめる回を混ぜてみてください。

Q. 店主が顔を出さないとだめですか?

A. 顔を出さなくても大丈夫です。手元や後ろ姿、調理の音だけでも、お店の空気は十分に伝わります。出したくなったときに、少しずつ映る時間を増やしていけば構いません。

Q. 営業日や新メニューのお知らせは、もう投稿しなくていいですか?

A. お知らせは常連さんにとって大切なので、続けてください。リールでは、お知らせとは別に、まだお店を知らない人が手を止めたくなる場面を撮る、と役割を分けて考えるのがおすすめです。

まとめ

飲食店のリールで撮りたいのは、湯気や音、仕込みの時間のように、写真では止まってしまう瞬間です。そこに「この席に座ったら、こう見える」という景色と、店名や場所が分かる一言を添えると、見た人が実際に足を運ぶところまでつながりやすくなります。

次の一歩として、明日の仕込みの時間に、スマホを棚に立てかけて10分だけ回しっぱなしにしてみてください。その中に、きっと一つは使える場面があります。

自分で撮るのが難しいとき、プロに頼むとどう進むのかは相談までの流れを描いた漫画で見られます。まだ何を撮るか決まっていなくても、話を聞くところから始めます。

この記事を書いた人:伏見 剛彦(合同会社Mireyes 代表)
呉服・不動産・アパレル・製造・教育と多業界を経験したのち、フリーランスを経て2026年に法人化しました。 企業案件TikTokの運用で初月100万再生、3ヶ月連続300万再生超などの実績がある映像・SNSの制作者です。 平塚・大磯・湘南エリアのお店や事業者のPR・採用動画とSNS運用を手がけています。

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飲食店の動画制作費用相場|湘南の店がメニュー・SNS動画にかける目安

湘南の海沿いの飲食店で、料理を仕上げる店主の手元をカメラで撮影する様子

「動画をやったほうがいいのは分かっている。でも、いくら払えば何が手に入るのかが分からない」——平塚の駅前で定食屋を営む店主や、大磯の海沿いでカフェを切り盛りするオーナーと話していると、こうした声を本当によく聞く。原材料費も人件費も上がり続ける中で、効果の見えない出費は避けたい。その感覚はもっともだ。

結論から言えば、飲食店の動画制作費用は、ショート動画の編集のみ外注なら1本数千円〜2万円程度、撮影から編集まで任せるショート動画セット(5〜10本)で10万〜30万円、1〜2分の店舗紹介動画で15万〜50万円が一つの目安になる。ただ、金額以上に大事なのは「どの動画を誰が作るか」という分担の設計だ。毎日の発信まで外注する必要はない。

この記事では、外食産業の最新の市場データと、消費者・飲食店双方のSNS調査をもとに、湘南の飲食店が動画にかけるべき予算の考え方と種類別の費用相場を、制作者としての現場感覚を交えて整理する。

  • 結論:ショート動画セット(5〜10本)は10万〜30万円、店舗紹介動画は15万〜50万円が目安
  • 2025年の外食売上は前年比107.3%と伸びたが、主因は客単価の上昇。客数は頭打ち感が出始めている
  • お客様はショート動画で店を探しているのに、動画系SNSを使っていない店はまだ多い。この差が湘南の個人店のチャンスになる

飲食店の動画制作費用相場
——種類別の価格早見表

飲食店の動画は、大きく「日々のショート動画」「看板メニューや店の世界観を伝える紹介動画」「採用動画」の3種類に分かれ、依頼の範囲によって費用が一桁変わる。以下に、依頼先・内容別の一般的な相場を整理する。

依頼の種類内容の目安費用相場(目安)
内製(スマホ撮影・アプリ編集)日替わり・新メニュー告知のショート動画実質0円(人件費・時間のみ)
編集のみ外注スマホで撮った素材を15〜60秒に編集1本 数千円〜2万円程度
ショート動画セット(撮影+編集)プロが半日〜1日撮影し、5〜10本に編集10万〜30万円
店舗紹介・コンセプト動画1〜2分。料理・内観・店主インタビュー15万〜50万円
採用動画1〜3分。スタッフインタビュー・仕事風景30万〜80万円
SNS運用代行(動画制作込み)企画・撮影・投稿・分析を月単位で依頼月5万〜20万円程度

数字はあくまで制作者側から見た一般的な目安で、撮影日数・本数・ドローンや出演者の有無で上下する。個人経営の店舗全般の予算感については小規模店舗が動画にかけられる予算の考え方でも整理しているので、あわせて参考にしてほしい。

費用を大きく左右するのは「撮影日数」と「本数」

見積もりの中で最も比重が大きいのは、カメラマンが現場にいる時間だ。飲食店の場合、ランチとディナーの間のアイドルタイムに撮影を詰め込めれば半日で済むが、仕込み・営業中の臨場感まで撮るなら1日がかりになる。逆に言えば、1回の撮影日で何本分の素材を撮り溜めるかを先に決めておくだけで、1本あたりの単価はぐっと下がる。

売上は伸びても客数は頭打ち
——外食データで見る「動画に投資すべき理由」

今の外食市場は「客単価で売上を保っている」状態であり、価格以上の価値をお客様に伝える手段として動画の重要性が増している。

一般社団法人日本フードサービス協会が2026年1月26日に公表した「外食産業市場動向調査 令和7年(2025年)年間結果」によると、協会会員社の全店売上高は前年比107.3%と伸びた。ただしその内訳は客単価104.3%、客数102.9%で、売上の押し上げ要因は原材料高に伴うメニュー価格の改定だった。同調査は消費者の節約志向が一段と強まっていることや、一部の業態で客数が前年を下回ったことにも触れている。

業態(2025年)売上高 前年比客数 前年比客単価 前年比
外食全体107.3%102.9%104.3%
ファミリーレストラン107.2%103.1%103.9%
パブレストラン/居酒屋104.0%101.3%102.6%
喫茶109.8%101.1%108.6%

出典:一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査 令和7年(2025年)年間結果報告」(全店データ)。

この数字が湘南の個人店に意味するのは、「値上げをしても選ばれる理由」を伝えられる店と、そうでない店の差が広がっていくということだ。考えてみてほしい。メニュー表の価格だけを見たお客様は「高くなった」と感じるが、地場の野菜を仕込む手元や、相模湾で揚がった魚をさばく様子を15秒の動画で見たお客様は、同じ価格を「納得の値段」と受け止めやすい。動画への出費は、値上げ時代の説明コストだと考えると判断しやすくなる。

お客様はショート動画で店を探している
——店側との「温度差」がチャンスになる

お客様の店探しはすでにショート動画が主戦場になりつつあるが、飲食店側の動画活用はまだ追いついていない。だからこそ、今動画に予算を割く店は目立ちやすい。

スマートフォンのショート動画で飲食店を見つけて保存する若い世代のイメージ図解

ファストマーケティング株式会社が2025年4月21日に発表した調査(SNSで情報収集する15〜29歳のZ世代360名が対象)では、80.8%が「SNSや動画サイトで気になる飲食店に出会う」と回答し、71.7%がリールやショート動画で飲食店の情報を集めていた。気になった店の保存先はInstagramが71.2%、Googleマップが61.1%で、75.0%が「画像・動画で情報を得るほうが効率的」と答えている。

一方、飲食店ドットコムが2023年8月に飲食店の経営者・運営者342名を対象に行った調査では、情報発信にTikTokを「活用していない」店が69.9%、YouTubeを「活用していない」店が59.9%にのぼった(2023年時点)。お客様は動画で店を探しているのに、半数以上の店は動画系SNSに出ていない——この温度差こそが、湘南の小さな店が大手チェーンと同じ土俵で見つけてもらえる余地だ。動画の販促効果そのものについては飲食店の販促に動画が効くのかを整理した記事で詳しく解説している。

予算別のおすすめ配分
——月1万円・年10万円・年30万円の使い方

飲食店の動画予算は「全部外注」か「全部内製」かの二択ではなく、日々の発信は内製、型になる動画だけ外注という配分にすると、少ない予算でも効果を出しやすい。以下に予算帯ごとの使い方の一例をまとめる。

予算帯おすすめの使い方向いている店
月1万円前後スマホで撮った素材の編集だけを外注し、週1〜2本を投稿まず発信を習慣化したい個人店
年10万〜30万円年1〜2回プロが撮影し、看板メニュー・内観のショート動画を5〜10本まとめて制作新規客を増やしたいカフェ・定食屋
年30万〜80万円店舗紹介動画+ショート動画セットを作り、HP・Googleマップ・SNSに使い回す新店・リニューアル・2店舗目の出店時

どの予算帯でも、プロに撮ってもらった動画は「お手本」として残る。構図やテンポを真似して日々の投稿を内製すれば、外注費は一度きりでも発信の質は長く底上げされる。日々の内製のコツはメニュー紹介動画を内製で続けるための現場ガイドにまとめた。

厨房では「カメラを意識させない」撮り方が効く

私たちの撮影チームでは、常に目立たない場所にカメラを置き、店主やスタッフにカメラを意識させない自然体の姿を撮ることを大切にしている。厨房での調理シーンは特にそうで、台本どおりの「よそ行き」の手つきより、いつものリズムで鍋を振る姿のほうが、見る人には店の空気としてまっすぐ伝わる。演出に時間をかけないぶん、撮影時間も短く済み、結果的に費用も抑えやすい。


見積もりで損しないための確認ポイント

飲食店が動画を発注するときは、金額の総額よりも「何が含まれているか」を先に確認すると、後からの追加費用を防ぎやすい。

動画制作の見積書をチェックリストで確認する飲食店オーナーのイメージ図解
  1. 撮影時間は何時間か(仕込み・営業中・アイドルタイムのどこを撮るか)
  2. 納品本数と尺、縦型(9:16)と横型(16:9)の両方が含まれるか
  3. 修正は何回まで無料か、BGMやフォントの使用料は含まれているか
  4. 撮影素材(未編集データ)を店側でも受け取れるか
  5. 店頭・Googleマップ・Instagramなど、どの媒体で使う前提の権利になっているか

特に5つ目は見落とされがちだ。後から店内のデジタルサイネージや求人広告に流用したくなったときに、追加料金が発生するケースがある。最初に「どこで使うか」を伝えておくのが、結果的に一番の節約になる。

よくある質問

Q. 飲食店の動画制作費用の相場はいくらか?

A. ショート動画の編集のみ外注なら1本数千円〜2万円程度、撮影から編集までのショート動画セット(5〜10本)で10万〜30万円、1〜2分の店舗紹介動画で15万〜50万円がおおよその目安だ。依頼先や撮影日数、本数によって大きく変わるため、必ず複数の見積もりで内訳を比べてほしい。

Q. 個人経営の飲食店でも動画を外注する意味はあるか?

A. ある。毎日の投稿はスマホで内製し、看板メニューの「型」になる数本だけをプロに撮ってもらう分担にすれば、年間の外注費を抑えながら発信の質を底上げできる。

Q. 店舗紹介動画とショート動画、先に作るならどちらか?

A. 新規客の獲得が目的なら、先にショート動画をすすめる。Z世代の約7割がリールやショート動画で飲食店の情報を集めているという調査があり、まず見つけてもらう入口を作るほうが費用対効果が出やすい。

まとめ

飲食店の動画制作費用は、編集のみの外注なら1本数千円〜2万円程度、ショート動画セットで10万〜30万円、店舗紹介動画で15万〜50万円が一つの目安になる。2025年の外食市場は客単価の上昇で売上を伸ばした一方、客数は頭打ち感が出始めており、「値上げしても選ばれる理由」を伝える手段として動画の価値は確実に高まっている。

お客様の多くはすでにショート動画で店を探しているが、動画系SNSに出ていない店はまだ少なくない。平塚や大磯の小さな店にとって、これは大手と同じ画面で見つけてもらえる貴重な機会だ。全部を外注する必要はなく、日々の発信は内製、看板になる数本だけをプロに任せる配分から始めればよい。

次のステップとして、まずは「お客様に一番見てほしい一皿と、その一皿ができるまでの場面」を一つ言語化することをすすめる。そこが決まれば、撮るべき動画も、かけるべき予算も自然と絞り込めるはずだ。

この記事を書いた人:伏見 剛彦(合同会社Mireyes 代表)
呉服・不動産・アパレル・製造・教育と多業界を経験後、フリーランスを経て2026年に法人化。 企業案件TikTokの運用初月100万再生、3ヶ月連続300万再生超などの実績を持つ映像・SNSの制作者。 平塚・大磯・湘南エリアの中小企業のPR・採用動画とSNS運用を手がける。

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お客様の声・口コミ動画の活かし方|湘南の店舗が信頼を得る方法

湘南の不動産会社でお客様の声を自然に語ってもらう様子を小型カメラで撮影している場面

「うちは良い店なんです」と口では言われても、初めて来る客にはなかなか伝わらない。湘南エリアで動画制作の相談を受けていると、口コミサイトの星の数だけでは伝えきれない魅力を抱えている事業者に数多く出会う。

結論から言えば、その「伝わらなさ」を最も効率よく埋めるのが、実際の利用者に語ってもらう「お客様の声動画」だ。文章のレビューよりも短い時間で、表情や声のトーンごと相手に届けられるため、初めての人が抱く不安を大きく減らせる。

この記事では、お客様の声動画がなぜ今あらためて重要なのか、業種ごとに何を撮ればいいか、そして信頼される撮り方・公開の仕方までを、制作者の視点で整理する。

  • 結論:お客様の声動画は「初めて利用する人の不安」を最も効率よく減らせるコンテンツだ
  • クチコミを参考に購入・利用した経験がある人は85.9%にのぼる(ホットリンク調査・2026年)
  • 文字だけの口コミより「写真や動画がある」口コミのほうが信頼されやすい

お客様の声動画がなぜ今効くのか
——2つの調査が示す数字

株式会社ホットリンクが2026年5月27日〜6月3日に実施した「クチコミが購買に与える影響調査2026」(日本在住1,000名対象)によると、クチコミを参考に商品・サービスを購入した経験がある人は85.9%にのぼった。さらに「信頼できるクチコミの条件」を尋ねた設問では、「実際に購入・利用した人の体験が書かれている」が81.4%で最多となり、「良い点・悪い点の両方が書かれている」も59.8%と高い割合を占めた。

この調査ではクチコミの参考先として「YouTube」が27.2%にのぼり、信頼できる条件として「写真や動画がある」を挙げた人も37.4%存在した。文字だけの口コミよりも、実際に話している姿が見える口コミのほうが一段強い説得材料になっていることがうかがえる。

米国の調査会社BrightLocalが2026年2月に公表した「Local Consumer Review Survey 2026」(米国成人消費者1,002名対象)でも、星4つ以上のレビューを求める消費者が68%(前年は55%)まで上昇しており、YouTube・Instagram・TikTokといった動画プラットフォームがレビュー確認の場として存在感を増していると報告されている。国は違えど、文章だけのレビューでは判断材料として物足りなくなっている消費者心理の流れは、日本の湘南エリアの店舗選びにも同じように及んでいると私たちは見ている。

この2つの数字が湘南の事業者にとって意味するのは、「星の数」だけを増やそうとする発想の限界だ。星評価は嘘ではないが、なぜその評価をつけたのかという理由までは伝えきれない。理由の部分——何に困っていて、何が決め手になったのか——を本人の言葉と表情で見せられるかどうかが、これからの比較検討で選ばれるかどうかの分かれ目になる。

業種別・何を「お客様の声」として撮ればいいか

動画による口コミが文字だけの口コミより信頼されることを示すフラットイラスト

「お客様の声」と一口に言っても、業種によって聞くべき相手も内容もまったく違う。私たちは呉服・不動産・アパレル・製造・教育など幅広い業種の映像制作に関わってきたが、業種ごとに「決め手になった一言」は驚くほど違う。以下に、湘南エリアでよく相談を受ける業種を例に整理する。

業種 誰に聞くか 聞く内容の例
不動産会社 最近成約した購入者・入居者 この物件・担当者に決めた理由
学習塾 在籍・卒塾した生徒の保護者 入塾前の不安と、通ってからの変化
飲食店 常連客(負担にならない範囲で) よく頼むメニューとその理由
小売店 リピーター 実際の使い方・買ってよかった点

不動産会社であれば「価格」よりも「担当者の対応」が決め手だったという声が出やすく、学習塾であれば保護者が抱えていた不安(勉強嫌いだった、続くか心配だった)を先に語ってもらうと説得力が増す。共通して言えるのは、事業者側が用意した宣伝文句よりも、利用者自身の言葉のほうが検索している人の状況に近く、刺さりやすいということだ。

「うちのお客さんは口下手だから」と話す前に依頼をためらう事業者もいるが、実際にカメラの前で流暢に話せる人はむしろ少数派だ。言葉に詰まりながらも「本当にそう思っている」ことが伝わる映像のほうが、よどみなく話す映像よりも信頼されやすいというのが、私たちが現場で繰り返し感じてきた実感でもある。うまく話してもらうことよりも、話しやすい空気を作ることのほうが撮影の質を左右する。

信頼される撮り方の作法
——「やらせ」に見せない工夫

学習塾で保護者と生徒が自然に話す様子をカメラを目立たせずに撮影する制作者

お客様の声動画で一番避けたいのは、台本を読んでいるように見えてしまうことだ。せっかく本音を語ってもらっても、不自然な間や決まり文句だらけの言葉遣いは、見る側にすぐ伝わってしまう。

私たちの撮影チームでは、常にカメラを目立たない場所に置き、「カメラを意識させない自然体」を心がけている。質問も台本通りに読み上げてもらうのではなく、雑談の延長で自然に出てきた言葉を拾うようにする。この現場感覚は、宣伝色の強い企業紹介動画よりも、本音が伝わってほしい「お客様の声」の場面でこそ効果を発揮すると実感している。

撮影に入る前には、以下のような点を必ず確認しておくことをすすめる。

  1. 出演の目的(どこで公開するか)を事前に伝え、書面またはメッセージで同意を得る
  2. 本名・匿名・イニシャルなど、名前の出し方を本人の希望に合わせる
  3. 台本を丸暗記させず、質問リストだけ渡して自分の言葉で話してもらう
  4. 完成前に本人へ内容を確認してもらい、公開後も削除依頼に対応できる体制を整える

なお、クリニック・治療院については注意が必要だ。医療広告ガイドラインでは、患者の体験談を広告として扱うことに厳しい制限があり、「お客様の声動画」をそのまま宣伝に使う発想自体が業種によっては通用しない。医療系の広告表現で気をつけたい点はクリニックが動画で発信するときの注意点(医療広告規制)で詳しく解説しているので、あわせて確認してほしい。

撮った「声」動画をどこで使うか

1本のお客様の声動画をGoogleビジネスプロフィールやSNS、サイトに使い回すことを示すフラットイラスト

お客様の声動画は、撮って終わりではなく置き場所によって効き方が変わる。私たちが特に効果を感じるのは、比較検討の最終段階で見られる場所に置くことだ。

  • Googleビジネスプロフィールの投稿・写真欄:地図から店を比較検討している人に直接届く
  • 公式サイトの「お客様の声」ページ・料金ページの近く:契約直前の迷いを後押しする
  • Instagram・TikTok・YouTubeのハイライトや固定投稿:初めて訪れた人がまず目にする場所

Googleマップ経由の来店を増やしたい場合はGoogleマップ(MEO)×動画で地域集客を強くするもあわせて参考にしてほしい。そもそも動画の種類や使い分けから整理したい場合は企業PR動画とは?目的・効果・費用をわかりやすく解説を先に読んでおくと理解が早い。

一度に何本もの「お客様の声」を作ろうとすると腰が重くなりがちだが、1人分を撮るだけでも、Googleビジネスプロフィール・SNS・自社サイトの3か所に同じ素材を使い回せる。1本の撮影を複数の場所で長く使い続けるほうが、無理なく続けられるやり方だと私たちは考えている。

よくある質問

Q. お客様の声動画は何人分集めれば十分か?

A. まずは業種・利用シーンの違う3〜4人分から始めるとよい。同じような人ばかりだと、見る側が「自分には当てはまらないかもしれない」と感じやすくなる。

Q. 良い感想ばかりで不自然に見えないか心配だ

A. 良い点だけでなく、最初に感じていた不安や迷いもあわせて語ってもらうとよい。「良い点・悪い点の両方が書かれている」ことを信頼の条件に挙げる人は約6割にのぼり、正直さのほうが結果的に信頼を得やすい。

Q. 出演してくれる人が見つからない場合はどうすればいいか?

A. いきなり顔出しの依頼をせず、普段から良い反応をくれる常連客・卒業生などに「短い感想だけ」の軽い依頼から始めるとハードルが下がる。声だけ・手元だけの出演から始めてもよい。

まとめ

ホットリンクの調査が示す通り、クチコミを参考に購入・利用する人は8割を超え、その中でも「実際に体験した人の言葉」が最も信頼されている。文字だけでなく表情や声のトーンごと届けられる動画は、その信頼をさらに一段強くする手段だ。

湘南のような顔の見える経済圏では、大きな広告よりも「実際に利用した人の一言」のほうが強い説得力を持つ。まずは業種や利用シーンの違う数人に、短い感想だけでも語ってもらうことから始めてほしい。

誰に何を聞けばいいか迷ったときや、無理のない撮影の進め方を相談したいときは、私たちのような制作者に一度声をかけてほしい。

飲食店のメニュー紹介動画、内製で続けるコツ|湘南の現場ガイド

湘南の飲食店でスタッフがスマホでメニュー紹介動画を撮影する様子

「メニュー紹介の動画を撮ってSNSに上げてみたものの、3本目あたりでネタが尽きて、気づけば半年更新が止まっている」——湘南で飲食店を営む経営者からこの手の相談を受けることは少なくない。撮影自体は難しくない。難しいのは、続けることだ。

結論から言えば、メニュー紹介動画を内製で続けられるかどうかは、才能やセンスの問題ではなく「型」を持っているかどうかで決まる。撮る内容をその都度考えるのではなく、あらかじめ数パターンの型を用意しておけば、ネタ切れも編集の負担も大きく減らせる。

この記事では、飲食店の動画発信がなぜ止まりやすいのかを外食業界の統計から確認したうえで、内製を続けるための具体的な型と撮影のコツ、そして内製の限界を感じたときの判断基準までを、制作者として現場に立つ私たちの視点で解説する。

  • 結論:内製が続くかどうかは「ネタの型」を持っているかで決まる
  • 撮影は完璧を狙わず、決まった構図・手順をルーティン化するのが継続の近道
  • ネタ切れ・時間不足を感じたら、編集だけ外注するハイブリッドも選択肢になる

なぜ今、飲食店にメニュー紹介動画が必要なのか

外食業界は今、これまでになく厳しい環境に置かれている。東京商工リサーチの調査によると、2025年の飲食業倒産は1,002件に達し、1996年以降の30年間で初めて年間1,000件を超えた。うち物価高が要因の倒産は136件で前年比126.6%増、人手不足倒産も55件で前年比161.9%増と、いずれも2倍以上に急増している。

帝国データバンクの調査でも、2026年上半期の飲食店倒産は473件で前年同期を15件上回り、過去最多を更新した。負債5,000万円未満の小規模倒産が全体の78.0%を占め、大手チェーンとの体力差が広がっていると指摘されている。値上げが難しい個人店・小規模店ほど、価格以外の理由で選ばれる仕組みが必要になっているということだ。

一方で、動画を見る習慣はすでに生活の一部になっている。総務省情報通信政策研究所の調査では、YouTubeの利用率は80.8%、TikTokも33.2%に達している。グルメサイトの評価やクーポンだけでなく、料理が湯気を立てる様子や店主の手元をSNSで見て来店を決める客は、今後も増える一方だろう。

内製が続かない、3つの壁

「必要なのは分かっている、でも続かない」という店には、共通する壁がある。現場で経営者と話していると、大きく3つに整理できると感じる。

ネタ切れの壁

毎回「今日は何を撮ろう」と一から考えていると、数本で疲弊する。営業後のわずかな時間で企画から撮影まで済ませようとすれば、なおさらだ。

時間の壁

仕込みと営業に追われる飲食店にとって、撮影や編集にまとまった時間を割くのは現実的に厳しい。前述の通り人手不足倒産が急増する業界であり、余力そのものが少ない店が多い。

編集への苦手意識の壁

撮ることまではできても、テロップを入れたりカットをつないだりする編集で挫折する経営者は多い。ここで手が止まり、素材だけがスマホに溜まっていくケースをよく見る。


続けるための具体的なコツ

続けるコツは、毎回ゼロから企画しないことに尽きる。撮る構図・尺・投稿のタイミングをあらかじめ決めておき、「その型に今日のメニューを当てはめるだけ」の状態を作るのが近道だ。

動画撮影のルーティン化を表すフラットデザインの図解

撮影そのものについては、私たちの現場感覚として一つ伝えたいことがある。発信で大事なのは、伝えたいことをできるだけ自然体で伝えることだ。私たちの撮影チームでは、常にカメラを目立たない場所に置き、「カメラを意識させない自然体」を意識して撮影している。飲食店の内製でも同じで、三脚を固定して同じ位置から撮る、店主が普段の動きの延長で調理する——それだけで、身構えた不自然な映像より伝わる仕上がりになることが多い。

編集についても、毎回ゼロから組み立てる必要はない。テロップの位置やBGMの選び方を最初の数本で決めてしまえば、以降は同じテンプレートに当てはめるだけで済む。無料の編集アプリでも、テンプレートを一つ作っておけば作業時間は大きく短縮できる。

  1. 今週出す一品を決める(仕込みのついでにメモしておく)
  2. 固定した位置にスマホを置き、いつもの動きのまま調理・盛り付けを撮る
  3. 使い回すテンプレートにテロップとBGMを当てはめる
  4. 決めた曜日・時間に投稿する(毎回考えず習慣化する)

ネタに困らない、メニュー動画の「型」

型をいくつか用意しておくと、その日の状況に合わせて選ぶだけで済み、ネタ切れが起きにくい。以下に代表的な型を整理する。

メニュー紹介動画の型を曜日ごとに整理するイメージ図
型 尺の目安 向いている場面
定番メニュー紹介 15〜30秒 看板メニューを新規客に知らせたいとき
日替わり・黒板告知 10〜15秒 常連への日々の来店動機づくり
調理シーン密着 20〜40秒 こだわりや技術を伝えたいとき

表の型を曜日ごとに割り振ってしまうのも一つの方法だ。「月曜は定番、水曜は黒板、金曜は調理シーン」のように決めておけば、当日はカメラを構えるだけで済む。

内製の限界を感じたら——外注・ハイブリッドの検討基準

型を作っても、営業が忙しい時期はどうしても手が回らなくなる。無理に続けて営業に支障が出るくらいなら、編集だけ外注する、あるいは月1〜2本だけプロに撮ってもらい残りは内製で埋めるハイブリッドも現実的な選択肢だ。内製と外注どちらが得かの判断基準は本数ではなく継続期間で考えるとよく、単発の力を借りたい場面と、日常的な発信を回す場面を分けて考えると判断しやすい。

実際に動画が来店にどう効くのかについては、飲食店の販促に動画は本当に効くのかで来店経路の観点から整理しているので、あわせて読んでほしい。

よくある質問

Q. スマホの動画で十分ですか?一眼カメラは必要ですか?

A. メニュー紹介動画であれば最近のスマホで十分だ。重要なのは画質よりも、固定した構図と自然な調理の動きが撮れているかどうかである。

Q. どのくらいの頻度で投稿すればよいですか?

A. 毎日である必要はなく、週1〜2本を決まった曜日に続ける方が挫折しにくい。型を曜日に割り振っておくと迷わず続けられる。

Q. スタッフに撮影・編集を任せても大丈夫ですか?

A. 型とテンプレートさえ共有できていれば問題ない。むしろ担当を固定した方が、判断に迷う時間が減り継続しやすくなる。

まとめ

飲食業の淘汰が進むなかで、価格以外の理由で選ばれる店になる重要性は増している。メニュー紹介動画はその手段として有効だが、続かなければ意味がない。

続けるための鍵は、毎回考えるのをやめて型に落とし込むことだ。撮る構図、投稿する曜日、編集のテンプレート——この3つを最初に決めてしまえば、日々の負担は驚くほど軽くなる。

まずは自店のメニューを型に当てはめてみて、無理なく回せるかどうかを1ヶ月試してみることをすすめる。それでも手が回らないと感じたら、編集や月1本の撮影だけを外部に頼るという選択肢も、遠慮なく検討してほしい。

飲食店の販促に動画は効くのか|湘南の店が今日から使える活用法

湘南の飲食店の厨房で仕込みをする手元とそれをさりげなく撮影するカメラ

「動画を作れば飲食店も集客できると聞くが、うちのような小さな店で本当に効果があるのか」——湘南エリアで飲食店を営むオーナーと話していると、この疑問を投げかけられることが少なくない。

結論から言えば、動画は飲食店の販促に効く。ただし「動画を作れば何でも効く」わけではなく、効くのは消費者が普段から見ている動画の文脈に合った動画だけだ。宣伝色の強い作り込んだCM風の映像は、むしろ見向きもされないことが多い。

この記事では、飲食店のSNS活用に関するアンケート調査と、動画視聴という行動そのものがどれだけ社会に根づいているかを示す公的統計という2つの一次データから「動画は本当に効くのか」を検証したうえで、飲食店で実際に反応が取れる動画の中身と、無理なく続けるための始め方までを制作者の視点で解説する。

  • 結論:動画は飲食店の販促に効くが、「効果を実感できるかどうか」はSNSをやっているかどうかより中身で分かれている
  • 飲食店経営者の79.1%がInstagramを活用する一方、効果を実感しているのは48.3%にとどまる(飲食店ドットコム調査)
  • YouTubeの利用率は81.5%、TikTokも36.7%に達し、動画視聴はもはや一部の若年層だけの習慣ではない(総務省調査)

飲食店経営者が「動画は本当に効くのか」と迷う理由——SNS活用と効果実感のギャップ

飲食店ドットコム(株式会社シンクロ・フード運営)が2024年5月15日〜20日に飲食店経営者・運営者393名(72%が1店舗運営、東京49.9%・首都圏67.3%)を対象に実施した調査によると、SNSでは「Instagram」が79.1%と最も多く活用されており、実に98.6%の飲食店が何らかの形で自店のSNSを運用している。集客・認知拡大の手段として、ほぼ全ての飲食店がすでにSNSに取り組んでいるという状況だ。

ところが同じ調査で、Instagram運用によって集客・認知拡大の効果を実感していると答えたのは48.3%にとどまる。8割近い飲食店がSNSを運用していながら、効果を実感できているのは半分に満たない——このギャップこそが「動画は本当に効くのか」という疑問の正体だと私たちは見ている。運用していないから効かないのではなく、運用していても中身が伴っていないケースが多いということだ。それでも52.5%が「さらに注力したい」と回答しており、多くの飲食店が可能性自体は感じていることも分かる。

消費者は動画を「見て終わり」にしていない——動画視聴という習慣そのものの広がり

SNS活用率と効果実感のギャップを表すフラットイラスト

総務省情報通信政策研究所が2026年6月26日に公表した「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によれば、YouTubeの利用率は全年代で81.5%、TikTokも36.7%、Instagramは54.8%に達している。動画共有サービスは、もはや若年層だけが使う特別なメディアではなく、幅広い世代の生活に溶け込んだ日常的な情報収集の入り口になっている。

この数字が意味するのは、飲食店を探す・選ぶという行為自体が、検索窓に文字を打ち込むだけでなく、動画を眺めながら「気になる店」を見つけていく行動に置き換わりつつあるということだ。メニューの写真を並べただけのプロフィールと、実際に厨房や店内の空気が伝わる動画があるプロフィールとでは、見た瞬間の説得力がまるで違う。

以下に、飲食店で反応が取れやすい動画の種類と、尺・向いている媒体の目安を整理する。

動画の種類 尺の目安 向いている媒体
仕込み・調理の手元 15〜30秒 TikTok・Instagramリール
看板メニューの紹介 15〜30秒 TikTok・YouTubeショート
店主・スタッフの人柄 20〜40秒 Instagram・YouTube
店内の雰囲気・空気感 15〜30秒 Googleビジネスプロフィール・Instagram

「効く動画」と「なんとなく続けている動画」の違い

湘南の飲食店で料理を自然な様子で盛り付けるスタッフ

SNS運用率と効果実感のギャップを踏まえると、飲食店の動画で分かれ目になるのは「何を撮るか」より「どう撮るか」だと私たちは考えている。宣伝としてきれいに作り込んだ紹介映像より、仕込み中の手元や、常連客とのちょっとしたやり取りをそのまま切り取った映像のほうが、見る側の反応は良い傾向にある。

私たちが撮影で常に意識しているのは、カメラの存在をできるだけ消すことだ。目立たない場所にカメラを置き、スタッフに「カメラを意識させない自然体」を心がけてもらう——現場感覚として、この自然さこそが動画で信頼を生む一番の近道だと感じている。宣伝然としたカット割りより、普段どおりの一場面のほうが結果的に見られる、というのが私たちの実感だ。

効きにくい動画の共通点

逆に反応が伸びにくいのは、テロップと音楽で作り込みすぎたCM風の動画や、料理を一切見せずに店主の説明だけで終わる動画だ。消費者は動画に「情報」だけでなく「その場の空気」を求めている。

こうした短尺動画での集客の考え方は、業種は違えど美容室・サロンがショート動画で新規客を増やすにはで扱った内容とも重なる部分が多いので、あわせて参考にしてほしい。Googleマップからの来店につなげたい場合は、Googleマップ(MEO)×動画で地域集客を強くするも参考になる。

無理なく続けるための実践ステップ

スマートフォンの動画から来店につながる流れを示すフラットイラスト

動画というと特別な機材や撮影スキルが必要に思えるが、実際に必要な工程はシンプルだ。以下の順で進めれば、スマートフォン1台からでも始められる。

  1. 自店の一番の強み(メニュー・仕込み・接客のどれか)を1つだけ決める
  2. 15〜30秒に収まる一場面をスマートフォンで撮影する
  3. TikTok・Instagramリール・Googleビジネスプロフィールなど反応が見える媒体に投稿する
  4. 週1本を目安に、3〜6か月は同じテーマで続けて反応を比較する

動画をどこでどう使うか全体像を先に整理しておきたい場合は、作った動画、どこでどう使う?活用先マップ【完全版】も参考にしてほしい。

よくある質問

Q. 動画は毎日投稿しないと効果が出ないのか?

A. 毎日投稿する必要はない。週1本を目安に3〜6か月続け、反応の出るテーマを見極めるほうが優先度が高い。

Q. 撮影機材にお金をかけたほうがいいのか?

A. 最初の一本はスマートフォンの手持ち撮影で十分だ。機材より、普段の一場面を自然体で撮ることのほうが反応に直結する。

Q. どのSNSから始めればいいか?

A. 利用率の高いYouTube・Instagramに加え、若年層への新規リーチを狙うならTikTokも候補になる。まずは1つに絞って継続することをすすめる。

まとめ

飲食店ドットコムの調査が示すように、8割近い飲食店がすでにSNSに取り組みながら、効果を実感できているのは半分に届いていない。一方で総務省の調査が示す通り、動画を見るという行動そのものは世代を問わず生活の一部になっている。動画は効くか効かないかではなく、消費者が普段見ている動画の文脈に合わせられるかどうかで結果が分かれる、というのが私たちの見立てだ。

湘南のような顔の見える経済圏では、店の宣伝文句よりも、現場のありのままの空気のほうが強い説得力を持つ。まずは自店の動画が「見せるための映像」になっていないか、普段の一場面をそのまま撮れているかを振り返ることをすすめる。

どの一場面を切り取ればいいか迷ったときは、私たちのような制作者に一度相談してみてほしい。無理のない範囲で、続けられる動画活用の形を一緒に考えていきたい。

リールとショート、結局どっち?目的別の使い分け早見表【2026】

「TikTokやインスタで短い動画をよく見かける。うちもやったほうがいいの?」「リールとショート動画って何が違うの?結局どっちをやればいいの?」——SNSでの発信を考え始めた事業者の方から、いちばん多くいただく質問です。

先に結論からお伝えします。リール・ショート・TikTokは”どれか一つを選ぶ”のではなく、目的に合わせて選ぶ、あるいは一本の動画を使い回すのが正解です。この記事では、3つの違いを比較表で整理し、あなたの目的ならどれを選ぶべきかを、はじめての方にもわかりやすく解説します。

【結論】目的別・早わかり

迷ったら、まずこの3行で判断してください。

  • 新しいお客様にゼロから見つけてもらいたいなら → TikTok
  • ブランドや世界観をきれいに伝えたいなら → Instagramリール
  • 検索から長く見つけてほしい・資産として残したいなら → YouTubeショート

そして、この3つは同じ縦型動画を1本作れば、すべてに投稿できます。 「どれか一つに絞らなきゃ」と悩む必要はありません。以下で、それぞれの違いと選び方を詳しく見ていきます。

そもそもSNS用ショート動画とは?

SNS用ショート動画とは、スマートフォンで見ることを前提にした、数十秒程度の短い縦型動画です。TikTok、Instagramのリール、YouTubeショートなどで流れてくる、あの短い動画のことを指します。

従来の横長動画と違い、スマホの画面いっぱいに映る縦型で、テンポよく短時間で楽しめるのが特長です。いまや人々がスマホで動画を見る時間の多くを、このショート動画が占めるようになりました。広告費をかけなくても、内容次第で多くの人に届く可能性がある——ここが、中小企業や個人店にとって最大のチャンスです。

TikTok・Instagramリール・YouTubeショートの違い【比較表】

「リールとショートは何が違うの?」という疑問に、まず一覧で答えます。3つは似ていますが、得意なことがはっきり分かれています。

比較項目TikTokInstagramリールYouTubeショート
新規への拡散力◎ フォロワー0でも一気に拡散○ フォロワー外にも届く○ 長尺・チャンネルへ誘導
主なユーザー層10〜30代中心(近年は40代以上も増加)20〜40代・ビジュアル感度が高い層全年齢に幅広い
検索との相性△ アプリ内検索は成長中△ ハッシュタグ中心◎ Google/YouTube検索で長く見つかる
得意なことゼロからの認知拡大・バズ世界観づくり・ブランディング検索での資産化・信頼構築
事業者の使いどころ新規客・採用の認知を広げたい店舗や会社美容・飲食・小売などの雰囲気訴求製造業・BtoBなど専門性を長く見てもらいたい会社

ざっくり言うと、TikTokは「見つけてもらう力」、リールは「魅せる力」、YouTubeショートは「残る力」が強い、と覚えておくと選びやすくなります。

仕様の違い(2026年8月時点)

感覚的な違いだけでなく、尺やサイズといった具体的な仕様も押さえておくと、実際に作るときに迷いません。

項目TikTokInstagramリールYouTubeショート
最大の長さアプリ内撮影で10分3分(アップロードは15分未満までリール扱い)3分
実務で伸びる長さ15〜60秒15〜45秒20〜60秒
推奨サイズ9:16/1080×1920px9:16/1080×1920px9:16/1080×1920px
フレームレート30fps(動きが速いなら60fps)30fps(同上)30fps(同上)
投稿後の寿命数日(後から再燃しやすい)数日数週間〜数か月
テロップの注意下部に操作UIが重なる。中央寄りに下部のキャプション領域を避ける下部の概要バーを避ける

※各社とも仕様変更が頻繁です。運用開始前に公式ヘルプで最新をご確認ください。いずれも9:16・1080×1920pxで1本作れば、3媒体すべてに使い回せます。

【目的別】あなたはどれを選ぶべき?

比較表を踏まえて、目的ごとの選び方を整理します。

新しいお客様に見つけてもらいたい → TikTok

TikTokの最大の強みは、フォロワーがゼロでも、内容が良ければ一気に拡散されることです。「まだ誰にも知られていない」段階から新規の認知を広げたい店舗や会社に向いています。採用で若い人材に会社を知ってもらいたいときにも有効です。

ブランドイメージ・世界観を高めたい → Instagramリール

リールは、もともと写真や日常を投稿してきた層に届きやすく、おしゃれな世界観やブランドの雰囲気を伝えるのが得意です。美容室・カフェ・アパレル・雑貨など、”見た目の印象”が来店や購入を左右する業種と相性が良いです。

検索から長く見つけてほしい・資産にしたい → YouTubeショート

YouTubeショートは検索と結びつきやすく、投稿がストック(資産)として長く残ります。ショートをきっかけに長い動画やチャンネルへ誘導できるのも強みです。製造業やBtoBのように、専門性や信頼をじっくり伝えたい会社に向いています。

よくある疑問:一本の動画を3つに使い回せる?

結論、使い回せます。 縦型動画を1本作れば、TikTok・リール・YouTubeショートすべてに投稿するのが一般的なやり方です。まずは1本を3つに展開して反応を見て、伸びが良かった媒体に力を入れていく——この進め方が、時間もコストも抑えられて失敗しにくいです。

平塚・大磯・湘南の中小企業なら、こう使う

地域の事業者が実際にどう使うと効果的か、いくつか例を挙げます。

  • 製造業(BtoB):工場や技術の様子をYouTubeショートで発信し、検索から取引先候補に見つけてもらう。営業や採用の”見せる資料”としても使えます(詳しくは工場見学動画が営業を変える|平塚・湘南の製造業BtoB戦略へ)。
  • 美容室・飲食店:施術例やメニュー、店の雰囲気をリール中心に発信し、来店前の”期待”を高める。
  • 採用に困っている会社:社員の一日や職場の空気感をTikTok・ショートで届け、若い世代に「ここで働きたい」と感じてもらう。

大企業と同じ土俵で戦えるのがショート動画の面白いところですが、勝ち筋は「地域と業種の具体性」にあります。全国向けの当たり障りのない動画より、平塚・大磯・湘南という土地と、その会社ならではの中身が伝わる動画のほうが、地元では確実に刺さります。

SNS用ショート動画の費用相場

ショート動画は、一本作って終わりではなく、継続的に投稿して育てていくものです。そのため「1本いくら」よりも、月額でまとめて運用を任せる形が一般的です。

目安としては、1本あたりの単発制作なら数万円程度から、月に複数本を制作・投稿する運用代行なら月額15万円前後から、という料金感です。大切なのは、単発で終わらせず、反応を見ながら改善を続けること。費用の詳しい内訳は動画制作の費用相場【完全ガイド】でも解説しています。

ショート動画で成果を出す3つのポイント

1. 最初の1〜2秒が勝負

ショート動画は、つまらないと一瞬でスワイプされます。冒頭の1〜2秒で「お、なんだろう」と思わせられるかが、伸びるかどうかの分かれ目です。実際、私たちが運用したTikTok企業アカウントで月間300万再生を3か月連続で記録したときも、テーマを変えた月より、冒頭2秒の見せ方を変えた月のほうが再生数の差が大きく出ました。

2. 完璧さより、量と継続

きれいに作り込んだ動画を月に1本出すより、多少荒くても数を継続的に出すほうが伸びやすいのがSNSです。たくさん試して”当たり”を見つけていく姿勢が結果につながります。

3. トレンドや「型」を取り入れる

伸びやすい流行の音楽や見せ方の「型」があります。それらを上手に取り入れることで、拡散されやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. リールとショート、初心者はどっちから始めるべき?

まずは1本の縦型動画を作り、3媒体すべてに投稿してみるのがおすすめです。反応が良かった媒体に絞って伸ばしていけば、無駄がありません。強いて一つなら、新規客を増やしたいならTikTok、既存のお客様との関係を深めたいならリールが入り口として向いています。

Q. どれくらいの頻度で投稿すればいい?

最低でも週2〜3本、できれば毎日に近い頻度が理想です。SNSは”量と継続”が効くため、無理のない範囲で本数を確保できる体制づくりが大切です。

Q. スマホで撮っただけの動画でも成果は出る?

出ます。むしろSNSでは作り込みすぎた広告より、等身大の動画のほうが親しみを持たれます。ただし冒頭のつかみと編集のテンポは重要なので、そこだけプロに任せる会社も増えています。

実際に成果を出してきた私たち

私たちMireyesの強みは、SNS用ショート動画で実際に成果を出してきた実績です。

  • 企業案件のTikTokアカウントで、初月100万再生を達成
  • 3ヶ月連続で月間300万再生以上を記録(2023年4〜6月)
  • 登録者18万人のYouTuber様のショート動画編集を担当
  • テレビ朝日系番組にクリエイターとして出演
  • 東京オートサロン2025 公式インフルエンサー撮影班として参加

借り物の知識ではなく、自分たちで実際にアルゴリズムを攻略して伸ばしてきたからこそ、「どうすれば見られるか」を本質から理解しています。作って終わりではなく、継続的に運用して成果につなげるところまで、まるごとお手伝いします。

まとめ

リール・ショート・TikTokは、どれか一つを選ぶものではなく、目的で選び、一本の動画を使い回すのが正解です。新規の認知拡大ならTikTok、ブランドづくりならリール、検索での資産化ならYouTubeショート——この使い分けを押さえておけば、迷わず始められます。そして成果を出す鍵は、冒頭でつかむこと、完璧さより量と継続、トレンドを取り入れることの3つです。

平塚・大磯エリアでSNSを活用したいとお考えなら、ぜひご相談ください。実際に成果を出してきた私たちが、御社のSNSを一緒に育てます。相談・お見積りは無料です。


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対応エリア:平塚・大磯を中心に湘南〜横浜